私は昔カナダに住んでいたことがあります。
その時に出会ったカナダ人と昨日、8年ぶりに大阪で再会しました。
彼は大学卒業後にカナダに渡った中国系カナダ人で、カナダで大学院を出て、仕事をして、市民権を取得しています。
最初は日本人だと思って話しかけて、お互い「え?」「え?」となったエピソードを思い出し今でも笑ってしまいます。日本人と中国人って見た目似てるから…(言い訳)
彼は優れた建築家としてカナダで何度も表彰されているすごい人なのですが、ずっと日本が好きで、日本で暮らしてみたくて、なんとかビザを取得し、今日本に住んでいます。
半年前に来日して日本語学校に通いながら、小さな設計事務所でアルバイトをしていたそうですが、会社に対して不満があり、その会社を辞めて東京の大手設計会社に就職することにしたそうです。
その理由について聞いたら、日本の会社(中小企業)は古い、と。
・会社の掃除を自分たちでする(無給)
・外出から戻ったら社長のところに行き「ただいま帰りました!」の報告
その他にもいろいろあったそうで。
いまだに掃除をさせる会社は多いでよすね。
私も去年まで働いていたIT企業で「(経験者だけど)新人だから」「女だから」という理由で1時間前に出勤させられ、掃除をしていました。
ほんとおかしい。
その他、面接時にはどの会社に行っても必ず、
・結婚しているかどうかを聞かれる
・年齢に関連することやプライベートなことを質問される
とのこと。
カナダでは有り得ない、絶対にNGと言っていました。
以前に問題になったことがあると思いますが、いまだにそういう会社が多いんですね。
さらに、ビザの取得に関してもそうで、
・35歳を超えると取得が難しくなる
とのこと。
「日本は年齢を気にしすぎている、日本は若い人が好き」と言っていました。
彼のように特別なスキルを持っている人は、これまでの経験が仕事をする上で大きく役に立つと思いますが、なぜ日本では若い人ばかり求めるのか。
不思議ですね。
それなのに国会議員には若い人がほとんどいない。
悪しき習慣に気づかない・変えようとしないところは積極的に変えていくべきだと思いますが、国のベースがそうだから今後に期待することも難しい。
自分にできることからやっていくしかないですね。
おしまい。