最近、デパートに化粧品などを買いに行くと、
「会員登録お願いします。LINEでお友達になってください。」
と言われることがすごく多くなったなと感じます。
化粧品業界ではそれが一般的になりつつあるのか、どのお店に行ってもほぼLINEを聞かれるようになった印象。
化粧品のサンプルを貰うだけでも、
「お一人様1回限りなので、LINEの友達にならないとお渡しできません。」
と言われたり。
スマホを持っていない人、LINEを使っていない人、電池が切れている時はもらえないんですよね。
化粧品業界以外でも、不動産屋さんや転職エージェントなど、みんながみんなLINE登録してくださいと言うので、社会全体がLINEに依存しているようでちょっと恐ろしく感じたり。
行政でも活用されていますよね。
もともとは企業としてアカウントを作るには高額な初期費用や月額料金が必要だったはずですが、それがここ数年で0円から作れるようになったので、今どんどん増えていっているということなのでしょうか。
私も開発者としてLINEミニアプリの開発に携わったことがあるので、なぜ企業が自社のアプリを作らずに、LINEを活用しているのかはだいたい理解しているつもりです。自社アプリをインストールしてもらうのはハードルが高かったり、アップデートしていくにも大きなコストがかかったりと、いろいろありますよね。
時代と逆行していますが、私は最近、訳あって『LINEは使っていません』と断るようになりました。
個人情報に関する部分で、ちょっと不信感を持つようになったきっかけがあって。
一時期、迷惑電話や詐欺SMSがすごく増えたことがあり、それ以来、私は複数の名前や生年月日を使い分けるようになったのですが。
最近行ったお店で『LINEの友達登録と、その後にお店のページで会員登録もしてください』と言われ、両方登録したのですが、お店の会員登録は本名とは別のものを使って登録したんですね。
その後、店員さんが購入処理の操作をしている画面がちらっと見えた時、お店のページで会員登録した名前ではなく、LINEに登録していた名前が表示されていて。
LINEの表示名(ニックネーム)のことではなく、インストール時かLINE CREATORSに登録していた本名です。
どこでどうなってそのデータが表示されたのか。
LINEに登録した情報がどの程度お店に公開されているかは分かりませんが、裏側ではどのように繋がっているのか、逆にお店に渡した様々なデータもLINEから取得できるのではないかという可能性を考えると、それ以来なんだか怖くなってしまって。
もしかしたら一時的なバグだったのかもしれませんが、その一件からLINEの友達登録は全て断るようになりました。
便利なものには相応のリスクがあるのだなと考えさせられます。
何を信用するかは自己責任。
自分の身は自分で守らねばですね。
おしまい。