コスモスが咲いていました。
秋ですねえ。かわいいですねえ。
今日は区役所で国民健康保険証を受け取りました。
帰りにお腹がすいたので、なにか食べたいなと思って。
ケンタッキーフライドチキンの前でちょっと立ち止まったりしながら(においの誘惑がすごい)、とぼとぼ歩いていると昔ながらのうどん屋さんがありました。
『おでん定食700円』などの紙が貼ってあったので見ていると、カウンターの中にいる年配の女性と目が合って。笑顔の素敵なおばちゃん。
「ここだ!」と思って、お店に入ります。
私は早くに母を亡くしたせいか、「おばちゃん」とか「おばあちゃん」にとても弱くて。もう誰のお母さんだろうが知ったこっちゃない。好き。
10席もない小さなお店で、おばちゃんが一人でお店を回していました。
「きつねうどんお願いします」と言ったら、
おばちゃん 「月見?」
私 「きつねうどん…」
おばちゃん 「月見?」
私 「きつね!」
おばちゃん 「きつねね!」
という謎の掛け合い漫才みたいなことして、きつねうどんを待ちます。
待っている間、カウンターの上の余ったちらし寿司やおいなりさんが目に入って。
時間はもう2時だったので、余って廃棄になってしまうのかな…
こんな小さなお店で大変だろうな…
と思ったら、なんだか切なくなり「おいなりさんもください!」と言っていました。
そして出てきた「きつねうどん」と「おいなりさん」。
…あ!かぶってる!
意図せずお揚げがかぶってる!
わかめうどんにしておけばよかったと思いつつ。
そうです、私は前世がキツネさんなのでお揚げが大好きなんです(?)
と苦しい言い訳をしながら食べて(美味しかったです、地元福岡と同じ出汁のきいたうどん!)、お会計。
おばちゃんは「おおきに!」と素敵な笑顔で言ってくれました。
福岡から来た人間からすると「おおきに!」ってすごく大阪っぽくて、フレンドリーで好きなんですよね。
あんまり聞く機会がないのが残念ですが、たまに聞けて嬉しい。
私もそのうち大阪のおばちゃんと呼ばれる日が来るのかな…
おしまい。